ネトゲ廃人からびわ湖毎日マラソンへ

元ネトゲ廃人のサブ2.5ランナーによるトレーニング日記と、マラソンのトレンドで思うことを発信してます

個人的シューズレビュー:ゲルカヤノ

ただ捨てるだけだともったいない気がするので、現在履いているor履きつぶしたシューズについてレビューするシリーズを始めてみる。
特にアフィリエイトとかねらってないんで、
ガチでディスりまくる予定
まあ、1発目から個人的に大問題引き起こしたこのシューズのレビューとか、
ディスる以外できねえ

シューズプロフ

フルマラソンなどの長距離走に対応するクッショニングシステムと優れた安定性を発揮する機能を搭載した、GEL-KAYANOシリーズの26代目モデルです。前足部とかかと部にGELを内蔵することで衝撃緩衝性を高めています。特にかかと部の大型のヴィジブルGELは、着地時により効果的な変形を促すための凹凸やカッティングを施し、ランニング時の快適性が一段と高まりました。ミッドソールには、軽量性に優れたFLYTEFOAMと、反発性に優れたFLYTEFOAM PROPELを採用することで、スムーズなライディングを実現。中足部には、オーバープロネーションに対応し、走行安定性を高めるDUOMAXを内蔵。さらにヒールのカウンターカップを外側に配置することで走行時のブレを軽減します。アッパーは、通気性と軽さを両立したメッシュ素材を採用。マラソンエントリーから使いやすく、レースまで活用できる汎用性が特長です。ウイズはエクストラワイド。

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実際のところ

クッション性

さすがアシックス。アルトラのオリンパス(1st)では沈みすぎる感触があったが、適度な反発、適度なクッション性がある。若干硬すぎる感じはするが、アシックスのオーソドックスな、バランスのとれた硬さとも言える……ターサージールはやっぱり硬すぎだよなあ。

安定性

これはワイドなせいかもしれないけど、安定性が過剰すぎる。一般的には安定性がある方がいいと思われがちだけど、接地した瞬間ソールが地面を全体でがっちりつかんでしまうせいで足裏の力の導線がうまく伝えられず、体勢を崩しての加速ができないため、足の力を余計に入れないと前に足が振り抜けない。

重量感

鉄下駄か、これは
あまりの重さに足の先の遠心力で振り回されているように感じる。
実際にピッチ数も10以上落ちる。というか180以上で回転させようとすると単純な重さと振り上げた際の遠心力でまともに回せない。
ジョガーがなんであんなに足を振り上げられないかわかった気分だよ!
いつもキロ4分15秒より速いぐらいで走っているのだけど、無理やり振り上げて遠心力で足を振りだして進まないとこの速度域にならない。
昔、腕を振り回すようにラッシュする格闘家の呼称で「ブンブン丸」ってあった記憶(格ゲーマーのHNか?)があるのだが、まさしくそんな印象である。
この走り方、当然オーバーストライドな上に足に力みが入ってしまうわけで。
腸脛靱帯故障したわ

総評

【過剰な安定性+高重量=マイナス推進力】
キロ5分ぐらいで、足を振り上げないような走り方(ジョガー走り)ならいいシューズ……かもね。それならそれで別にいいシューズあるだろと思わざるを得ないのだけど。
レーニングシューズだから重くてもかまわないだろうと思っていたけど、それならみんなアンクルウエイトつけて練習した方が効率が良いって話になるはずで、そうはならないということは、やはり走速度に見合った重量というのはあると思われる。とはいえ、同レベルのシューズとしてミズノのウエーブライダーの方が全然完成度高いし(重量同じぐらいなのに)、アシックスでもGTシリーズがあることを考えると、このシューズの存在意義がどこにあるかわからない。LSDみたいな練習やレース直後のリカバリー期間ならあるいは……
まあ、少なくともジョグスピードがキロ4分30秒以下なら
使うべきではない

次回予定

ということで本来の予定なら「カスケディア」>「ローンピーク」とジョグ用に下ろす予定だったけど、今回腸脛靱帯を故障したため、日和って新たにジョグ用に「ヒートレーサー」を購入したった。
ゲルカヤノ、カスケディア、ローンピークは夏場に向けてボリューム重視の時期になったら履きつぶして、新たにレビューしよう(ゲルカヤノはもうしないけど)。
次回はスピード練習用として「Hanzo V2 R」、もしくはジョグ、距離走用として「ヒートレーサー」の予定。