ネトゲ廃人からびわ湖毎日マラソンへ

元ネトゲ廃人のサブ2.5ランナーによるトレーニング日記と、マラソンのトレンドで思うことを発信してます

2019年の振り返り:大晦日

さて、2019年もあとわずか。
今年は激動の年でしたが、いろんな人とお会いできて良かった( ˊ̱˂˃ˋ̱ )

今年の主な戦績

1月 第67回勝田全国マラソン:2時間32分57秒(20位)
2月 第53回青梅マラソン:1時間48分03秒
3月 特になし
4月 UTMF2019:二十曲峠エイド(A8)で中断。
5月 特になし
6月 特になし
7月 OSJ ONTAKE100 100mileの部:18時間03分41秒(2位) 富士登山競走 5号目打ち切り:1時間38分47秒
8月 特になし
9月 特になし
10 月 出版健保ロードレース:33分55秒(4連覇)
11月 第4回日光マウンテンランニング:4時間30分53秒
12月 第73回福岡国際マラソン:2時間28分46秒 房総鋸山トレイルラン:2時間19分1秒(5位)

2019年の振り返り

フルマラソンの記録が異様に伸びた。

今年は何はともあれこれ。インパクトが洒落にならないぐらいでかかった。
1月の勝田で初めて35分切りできてから、同じ年の福岡国際マラソンで一気に30分切りまで達成。
2018年3月の板橋で2時間35分14秒(?)で35分切り逃してから約1年半で6分30秒以上短縮した計算に。
まあ、福岡国際マラソンはヴェイパーフライの力かもしれませんが( ´_ゝ`)
でも、練習は全部HANZO Rやウエーブライダーだし、それでも3分50秒ぐらいならジョグ感覚で30km走れることがわかったので、ヴェイパーなくても35分はいつでも切れそう。
実は勝田前と比べ、福岡国際前は練習量も月間平均200km以上短かったし、風邪もひいてたんで、勝田前のとにかく距離を追う練習では必要な要素が足りなかった可能性をひしひしと感じている。
流しは頻繁に入れてやらないとダメかもね。
ただインターバルは精神的に辛いんであんましポンポン入れられません(やる気なくなるんで)。
ペース走? 何ソレ?

ONTAKE100mileで準優勝した

こちらもインパクト大。
2年前に完走したときは結構序盤から歩き始めてなんとか完走したんで、今回は前半抑えめでいいからなるべく行けるところまで走り通し20時間切ろう、ぐらいに考えていたら、全部走り通して2位になってたよ。60km地点で6位とか言われた時点で「ねえわ」と思ってたのに、そのあと20kmぐらいの間で3位に浮上したときは乾いた笑いしか出てきませんでした。
とはいえ、この前半抑えて、中盤以降(後半もありうる)上げていくレース展開ってのが、100マイルにしろマラソンにしろ通用しているイメージがあるんで、トラックでも通じるか試してみたいところ。

登りの強化の必要性

トレイル、ロード問わず登りに異様に弱い
ONTAKEや房総横断で走れてるのに何をおっしゃいますやら、と言われるのはわかっているんだけど、実はその点についても考えているところがあって、登りのスピードがない。
これについては2018年の富士山マラソンの西湖への坂(ハーフ過ぎにある1kmぐらいの坂。斜度がかなりえぐい)で周りにまったくついていけなかったときから感じていたことなんだけど、2019年でも福岡国際マラソンを除く(あれ坂ねえし)ほぼすべてのレースで感じた。
スタミナは知っての通りなんで、レースも中盤以降に差し掛かればめったなことでは抜かされないんだけど、まだ足がフレッシュだったりすると、ギアが違うんじゃねえかと思うぐらいあっさり離される。というか、皇居の竹橋の坂ですらスピード上げて走るのは苦手
ラソンでも登りがないなんてことはありえないので、なるべく改善したいところ。
一応改善策としては考えていて、1km以上ある坂をレペティション形式でヒルリピートすること。200m程度の坂ダッシュ自体は普段から組み込んでいるのだけど、長距離での坂を強くしたい場合、どう考えても200mでは短すぎる。また、だらだら登ること自体はできるので、閾値走と同じやり方で長く、速く走れる練習が足りていないんだと思う(平日はできないし)。

トレイルへの順応

もう毎年だよね、これ。
特に強く感じたのは日光マウンテンランニングと房総鋸山トレイルラン。UTMFも中断くらったけど、あれについてはトレイルへの順応というより、雨中の低気温域での12時間を超える長時間運動と絶望的に相性が悪かっただけだと思っている。2016年STYしかりね。
サーフェスがロード以外だと途端にペースが10〜20秒/km落ちたりもするところもあるんだけど、レースに根本的に対応できていないと思われる。特に鋸山は顕著で、2週目にシングルトラックで別カテゴリが渋滞起こしてて、それをどう抜かしていいかわからずに後ろについてしまった。
後で聞いたら先頭集団はかなり強引に行っていたらしいのだが、そこまでゴリゴリに押していくことが性格的にできないので、これからエンジンをかけるってところで渋滞が起こってしまうことがわかっているレースは避けるorファンランの方が無難なんだろうなあ(そんなレースほとんどないけど)。というか、先頭集団がそこで引っかかって、おれが後半の林道パートまでに差を詰めて、林道パートで一気に追いつくというつもりでいたんだよ。そっちで引っかかったのはオレだよ:y=-( ゚д゚)・∵;; ターン
日光は……滑りやすい木の根っこや岩場のほか、飛び降りが必要な箇所でどうしてもスピードダウンorストップしてしまう。ただ、これについては年々改善してきているので、希望が見えないわけではない。むしろ、もうそういうところはちゃんと走れないのわかりきってるんだから、普通にランシューで良くね?と思っている。
こんなこともあってか、アメリカンスタイルの走れるトレイルレース以外は基本入れないorファンランで割り切った方がいいと思っている。勝てないし

レースを入れすぎた

勝負レースと勝負レースの間はなるべく3ヶ月以上あけるようにはしていたんだけど、90分を超えるようなレースだとどうしても負荷が重くなってしまう。特に、書いてないけどUTMFと横浜駅伝の連戦(中1日、横浜駅伝は90分を超えてないけどそのまま限界を超えてしまった)ONTAKEと富士登山競走の連戦(中10日)はあまりにも間が短すぎて後の練習にも響いてしまった。
来年はもう少しレース計画を練って、きちんと練習を継続できるようにしたい。

生活スタイルが良くない

2018年は比較的何を考えなくても距離を稼げていたのだけど、UTMF前後から朝練の距離を稼げなくなってしまっていた。6月まではONTAKEもあり無理やり距離を稼いでいたので、2018年9月〜2019年6月までは月間700kmを軽く超えていたのだが、2019年7月〜12月は600kmを超えた月がなかった。距離信仰があるわけではないけど、練習にとれる時間はそれほど変わっているわけでもないのに月平均200km以上落ちているのは、練習時間を単純にとらなくなってきている部分があると思うので、少しずつ朝練の時間を戻していきたい。
仕事の効率も良いとは言えなかった。仕事柄定時で上がれるなんてことはほとんどないのだが、それがわかっているから気づいたらネットサーフィン(特にYahooのリアルタイムトレンド)で時間をつぶしてしまって帰りが遅くなるなんてことがあったので、そういうのをなくして練習の時間を増やしたい。

夏期の練習がまったくできなかった

こんなに暑くなるとは思ってなかった……というのは半分本音。でも、「だからしょうがないじゃん?」とは言えない。2018年も猛暑と言われている中で練習できていたので、夏期の練習ができなかったのは暑いだけが理由ではない。
まず、考えられるのは7月の連戦の疲労。ONTAKEの疲労富士登山競走では抜けていたと思っていたけど、実際はかなり残っていたと考えるのは不思議なことではない。というかその状態でダメ押ししたため、8月いっぱい疲労でろくに動けていなかったのだろう。
そして、練習メニューにこだわってしまったこと。これは直接的な理由ではないが、間接的な理由と言える。12月の福岡国際マラソンから逆算すると、8月は走り込みをしたかった。それに、暑いからインターバル走の強度も維持できないので、距離を踏んで9月以降のために土台をつくろうと思っていたわけである。
これが裏目ったんだよなあ:y=-( ゚д゚)・∵;; ターン
疲労と暑さでジョグでも常時強度が高い状態になってしまって、とてもじゃないけど距離なんて踏めない状態だった。逆にこれならスピードを養うためにショートインターバルやレペティション、もしくは筋トレでフォームや神経系のトレーニングに振っておいた方が後々のためになったと思う。
このへんは(気候や体調、仕事の調子など全部ひっくるめた)コンディションに応じてフレキシブルに練習メニューを組み立て直すことが必要だったと思う。
実際問題、冬期の練習メニューもこのままでいいかだいぶ迷ってる。
寒いと思ったよりもインターバルなどの強度高い練習がしにくいんだよね。もう少し様子見て、東京マラソンが厳しくなるけど距離にシフトした方がいいかもしれない。

2019年総括

勝田の2時間35分切り、ONTAKEの準優勝、福岡国際の2時間30分切りと自分でも信じられないぐらいの成果が出た!
35分切りを狙っていた1月の勝田からとんとん拍子に記録が伸びていって、同じ年の締めくくりには2時間30分切りまで行けてしまった。しかも7月には、苦手なトレイルで2年前は完走がやっとだったONTAKE100mileでまさかの準優勝。改めて恐ろしいわ、この状況。
正直言ってしまうと、2〜11月はうまく練習が積めていなかった感覚があったので、勝田以外の結果は予想できていなかった。ONTAKEも距離は踏んでいたけど、5月はUTMFの疲労でうまく走れなかったり、直前で風邪ひいたり、実家の長寿猫が死んだりと肉体的にも精神的にも落ち着かなかった。福岡国際マラソンに至ってはそもそも10月ぐらいからしかまともに走れていないのに、11月の日光で風邪ひいて、しかもレース3日前にぶり返していた(前日は寒気でDNSも覚悟してた)。
……いや、ほんとなんでこんな結果が出たんだ?

むしろUTMFと日光マウンテンランニング、房総鋸山はもっと上行けると思ってた。
特にUTMFは勝田が終わってからすぐにUTMF対策を始めていたので、まさか勝山の時点で動けなくなるとは想定していなかった。というか、完走はマスト、30時間以内、100位以内で入れればラッキーぐらいに考えていて、しかも走り始めは30時間普通に切れそうだったんで、二十曲峠のエイドで中断は終わって冷静になってみればなんとも言えない結果だった(スタッフに中断と言われた時は「助かった」と思ったけど)。
2020年はUTMFに落選したこともあり、苦手な山岳パートが多いトレイル(UTMBなども含め)にはだいぶ忌避感が出ている。
トレイル系は国内ではONTAKEや(オリジナルの)房総横断、国外ではWestern State Endurance runに代表されるアメリカ系の走れるトレイルに絞りたいという気持ちにはなっている。CCCはエントリーしてみるけど。たぶんUTMBにかかる時間(12時間以上)はおれの実力を出しきれる限界を超えている。

まあ、そんなこんなもあって、振り返ってみればトレイルの練習もだいぶしていたはずなのに、レベルを上げて物理で殴るばりに単純な走力でゴリッゴリに押し切る能力だけが際立って伸びた1年だった。