ネトゲ廃人からびわ湖毎日マラソンへ

元ネトゲ廃人のサブ2.5ランナーによるトレーニング日記と、マラソンのトレンドで思うことを発信してます

2020年1月4週:故障継続中

月 AM:4.6km PM:13.8km(200×8)
火 AM:3.4km PM:24.2km
水 AM:3.8km PM:15.8km(400×6レペ+200×8)
木 AM:3.9km PM:17.2km
金 AM:3.8km PM:14.1km(坂ダッシュ8本)
土 21.2km
日 31.1km
合計:157.6km

腸脛靱帯の痛みは絶賛継続中
本当はレストした方が治りが早いのではないか、という思いもあるのだけど、今回の痛みについて完全休養がベストな選択肢なのかという点について疑問があるので、経過を観察しつつ、痛みが強かったら強度を落として様子を見たりしている。
まあ、その疑問点についてなんだが、

  1. 走れないほどの痛みではない
  2. 骨折ではない(たぶん)
  3. マッサージやストレッチで(一時的に)痛みがひく

という状況。
骨折や肉離れ、筋肉の断絶とか風邪なんかの内臓系疾患なんかがあったら走らない(というか走れない)に決まっているんだけど、単純な筋肉の炎症で、なおかつ軽い症状の場合、完全休養と走りながら治すのとでそこまで治る期間が変わらない感じはする。
もちろん、これはレストするべきだろーってケガも何度かしたことあるから、そういうときは容赦なく休む。特に末端に近づけば近づくほどちょっとした痛みでも慎重になる。末端に痛みが出てるってことは、そもそものランニングフォームがなんらかの理由(だいたい疲労)で崩れてきてる証拠だしね。
今回はゲルカヤノだけど
とはいえ、今週はこのコンディションの中でだいぶ走った感じ。でも、痛みもあるせいかペース的にはだいぶ遅くても体感がきついので、慎重に体調を整えていかないと東京マラソンに間に合わないかもしれない。
ゲルカヤノの代わりに買ったヒートレーサーは、可もなく不可もなくな、ある意味理想的なランニングシューズな印象。レースシューズのカテゴリに入れられてるからみんな気づかないけど、ジョギング(5分/km)からスピード練習までマルチで使える最強の汎用シューズだぞ、これ。
あとは耐久性がどれぐらいあるか……でもソールのラグパターン見たかぎりだと、デュオソールなんかよりも全然持ちそうなイメージ。

個人的シューズレビュー:ゲルカヤノ

ただ捨てるだけだともったいない気がするので、現在履いているor履きつぶしたシューズについてレビューするシリーズを始めてみる。
特にアフィリエイトとかねらってないんで、
ガチでディスりまくる予定
まあ、1発目から個人的に大問題引き起こしたこのシューズのレビューとか、
ディスる以外できねえ

シューズプロフ

フルマラソンなどの長距離走に対応するクッショニングシステムと優れた安定性を発揮する機能を搭載した、GEL-KAYANOシリーズの26代目モデルです。前足部とかかと部にGELを内蔵することで衝撃緩衝性を高めています。特にかかと部の大型のヴィジブルGELは、着地時により効果的な変形を促すための凹凸やカッティングを施し、ランニング時の快適性が一段と高まりました。ミッドソールには、軽量性に優れたFLYTEFOAMと、反発性に優れたFLYTEFOAM PROPELを採用することで、スムーズなライディングを実現。中足部には、オーバープロネーションに対応し、走行安定性を高めるDUOMAXを内蔵。さらにヒールのカウンターカップを外側に配置することで走行時のブレを軽減します。アッパーは、通気性と軽さを両立したメッシュ素材を採用。マラソンエントリーから使いやすく、レースまで活用できる汎用性が特長です。ウイズはエクストラワイド。

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実際のところ

クッション性

さすがアシックス。アルトラのオリンパス(1st)では沈みすぎる感触があったが、適度な反発、適度なクッション性がある。若干硬すぎる感じはするが、アシックスのオーソドックスな、バランスのとれた硬さとも言える……ターサージールはやっぱり硬すぎだよなあ。

安定性

これはワイドなせいかもしれないけど、安定性が過剰すぎる。一般的には安定性がある方がいいと思われがちだけど、接地した瞬間ソールが地面を全体でがっちりつかんでしまうせいで足裏の力の導線がうまく伝えられず、体勢を崩しての加速ができないため、足の力を余計に入れないと前に足が振り抜けない。

重量感

鉄下駄か、これは
あまりの重さに足の先の遠心力で振り回されているように感じる。
実際にピッチ数も10以上落ちる。というか180以上で回転させようとすると単純な重さと振り上げた際の遠心力でまともに回せない。
ジョガーがなんであんなに足を振り上げられないかわかった気分だよ!
いつもキロ4分15秒より速いぐらいで走っているのだけど、無理やり振り上げて遠心力で足を振りだして進まないとこの速度域にならない。
昔、腕を振り回すようにラッシュする格闘家の呼称で「ブンブン丸」ってあった記憶(格ゲーマーのHNか?)があるのだが、まさしくそんな印象である。
この走り方、当然オーバーストライドな上に足に力みが入ってしまうわけで。
腸脛靱帯故障したわ

総評

【過剰な安定性+高重量=マイナス推進力】
キロ5分ぐらいで、足を振り上げないような走り方(ジョガー走り)ならいいシューズ……かもね。それならそれで別にいいシューズあるだろと思わざるを得ないのだけど。
レーニングシューズだから重くてもかまわないだろうと思っていたけど、それならみんなアンクルウエイトつけて練習した方が効率が良いって話になるはずで、そうはならないということは、やはり走速度に見合った重量というのはあると思われる。とはいえ、同レベルのシューズとしてミズノのウエーブライダーの方が全然完成度高いし(重量同じぐらいなのに)、アシックスでもGTシリーズがあることを考えると、このシューズの存在意義がどこにあるかわからない。LSDみたいな練習やレース直後のリカバリー期間ならあるいは……
まあ、少なくともジョグスピードがキロ4分30秒以下なら
使うべきではない

次回予定

ということで本来の予定なら「カスケディア」>「ローンピーク」とジョグ用に下ろす予定だったけど、今回腸脛靱帯を故障したため、日和って新たにジョグ用に「ヒートレーサー」を購入したった。
ゲルカヤノ、カスケディア、ローンピークは夏場に向けてボリューム重視の時期になったら履きつぶして、新たにレビューしよう(ゲルカヤノはもうしないけど)。
次回はスピード練習用として「Hanzo V2 R」、もしくはジョグ、距離走用として「ヒートレーサー」の予定。

2020年1月3週:まさかの故障

月 36.25km
火 AM:3.5km PM:4.1km
水 AM:3.6km PM:24km
木 AM:3.7km PM:8.7km
金 AM:3.7km
土 レスト(上半身の筋トレ)
日 21.2km
合計:109.3km

3連休なので、距離走からスタート。
ゲルカヤノさん、おもしろいぐらいピッチが下がる。
いや、いくらなんでもピッチ数が普段から10ぐらい落ちてるんだけど、これ本当に大丈夫?
公称の重量が330gオーバーと、最近の靴の主流が200g以下(重くても250g程度)と考えるとマジで鉄下駄レベルなんで、ピッチ数180を維持が激しくキツイんだけど。
レーニング用途としても、この重さは大丈夫なのか。
と思ってたら案の定故障しました
足がシューズの重さで振り回されるような気はしてたが、見事に腸脛靭帯を故障した(たぶん5年ぶり)。
水曜日は騙し騙しで距離走できたものの、木曜日は軋むような痛みにダウン。
金曜日は7、8ヶ月ぶりに整骨院で治療。
さらに日曜に予定していたよこはま月例マラソンも回避。
いや、これについては金曜日に会社でインフルエンザにかかった人がいたため、誰かにうつす危険性を冒してまで出るレースではない、という理由も含まれているが。
いろいろ重なりすぎだろ
正直な話、最近履いてないトレイルシューズをジョグシューズとして普段から使っていこうと考えていたのだけど、今回のことで一度考え直す必要性を感じた。
普段のジョグも4分30秒/kmを超えることがないんで、250g以上の重量だと遠心力で足が振り回されて故障しかねない。
ソールがHANZO Tでアッパーのフィット感がHANZO V2 Rなシューズねえかな
初代HANZOは正直アッパーのラストがゆるすぎな割に、アッパーの素材自体がごわついて嫌いなんだよなあ。
トレディショナルなランニングシューズが至高と思っていたんだけど、こうなってくると何が正しいかわからないので、ONのランニングシューズも試してもいいかなって気になってくる。
でも値段的に選択肢として入れづらいよね、ぶっちゃけ
そんなわけで、日曜は新ランニングシューズとしてコスパの良さそうなヒートレーサーを購入し、リハビリ兼試走。
履いた感じちょっとつま先が狭いなあと感じるけど、割とバランスよくね、これ。
しばらく履いてみて距離走でも問題なく使えて耐久性もありそうなら、一気にシューズ問題解決かもしれない。
まあ、腸脛靱帯治ってませんが

2020年1月2周:【もしかして】初心に返るべきか迷い中【走り込みが足りない?】

月 AM:3.7km PM:13.8km(200m×8)
火 AM:3.7km PM:4.2km(雨のためレスト)
水 AM:3.7km PM:23.7km(距離走)
木 AM:3.9km PM:16.7km
金 AM:3.7km PM:14.3km(坂ダッシュ8本)
土 36.1km
日 23.8km(坂ダッシュ8本)
合計:151.8km

ふと練習していて、ある疑惑が出てきた。
もしかして、距離稼ぐの苦手になってる?
10月ぐらいから200mダッシュを中心としたランニングエコノミーの向上に重きを置いていたせいで、距離走を行うのがかったるくなってしまった感がある。
本来なら勝負レースの2ヶ月前なんで、インターバルなんかのスピード練習をある程度増やしたい気持ちはあるのだけど、単純に今の自分にとって最優先されるべき練習を考えれば、走り込みをしておくべきなんだろうと思っている。
まあ、インターバルに準ずる練習として、1/18のランニングクラブの練習会、1/19のよこはま月例マラソン、2/16の青梅マラソンがあるので、不安はあるものの、基本に立ち返った走り込みとダッシュ・坂ダッシュの両極端な練習で有酸素能力と神経系の向上をねらいつつ、マラソンに特異的な練習はレースで補うことにしておこう。
さすがによこはま月例から青梅マラソンまではだいぶ空くんで、1度ぐらいはインターバルを入れるかもしれない。

あとゲルカヤノ、重すぎるよね。鉄下駄かよ。
※最近手に入れた

2020年1月第1週

月 21.1km
火 39.3km(徹夜ラン) 15.7km
水 元旦
木 休養
金 休養
土 16.2km
日 36.2km
合計:128.8km

はい、年末年始がようやく終わりました
正直、正月のあいさつまわりが精神的にあまりに辛くて4日(土)まで引きずってた。反省したいけど、改善しようとしたら正月のあいさつまわりを全部ぶっちしないといけないので、来年も今のうちから覚悟しないといけない。

正月いらないわ

さて、土曜日はあまりの不調に焦りましたが、風邪をひいたようなもんだと言い聞かせて病み上がりのつもりで軽めに終わらせて、日曜は調子見ながら距離走。
詳しくは書いてないけど、土曜日のペースより日曜日のペースの方が10秒/kmぐらい速い不思議。それだけ正月前後の(精神的な)疲労溜まってたんだろうなあ( ˊ̱˂˃ˋ̱ ;
まあ、明日から仕事始めです。ぶっちゃけ4日に仕事しようと思ってたけど、とてもじゃねえけど行ける精神状態じゃなかった。

仕事、普通に終わらせられるといいけど、そうはいかねえよなあ……

2020年あけましておめでとうございます

2020年あけましておめでとうございます。
まあ、これ書いてる段階では2019年なわけだが。
さすがに正月からブログ書く気起きねーよ!:y=-( ゚д゚)・∵;; ターン

という予想。

2020年のレース計画

1月 なし
2月 青梅マラソン
3月 東京マラソン
4月 富士五湖ウルトラマラソン(100k)
5月 なし
6月 なし
7月 ONTAKE100
8月 なし
9月 なし
10月 出版健保ロードレース
11月 日光マウンテンランニング
12月 福岡国際マラソン、房総半島横断

2020年のレース計画は、すでに4月までは確定。本当はUTMF2020で今年こそ完走と思っていたのだけど、あいにく落選。UTMFに対する興味は失せかけているので、2021年に応募するかは不明。それよりアメリカのトレイル大会にエントリーしない?という話に夫婦でなっている。
(もちろん狙いはWestern State Endurance Run 100。これに出るために、Black Canyon 100kを優勝狙いで画策中。本当はLake Sonoma 50mileの方がアクセス面で良いのだけど、時期的に会社の12連勤確定週になってしまうため残念ながら出れない)
少し怪しいのがONTAKE100。個人的には100kmに出て、どこまで走れるか試してみたいという気持ちが強い。100mileは重い
あと、恒例のよこはま月例に加え、5000mを中心とした記録会に出たい。すでに7月のナイター陸上がオリンピックのため中止のお知らせがあるので、できたらOTTに出ておきたい。
さすがに日体大は朝早すぎて出たくないわ( ˊ̱˂˃ˋ̱ )

2020年の抱負

2020年は2019年以上にマラソンを中心に、単純な走力に注力してトレーニングを積んでいきたい。
2016年から毎回参加していたUTMFや、いろいろ出る人が多そうな信越、ハセツネなんかも今年は一切出ないので、できるだけ山岳パートの多いトレイルは割り切っていきたい。走れないパートがあるレースは嫁さんのわがままに付き合う程度に抑えて、山練も日影沢林道の登りインターバル耐久8時間走とかに割り切りたい。死ぬほどキツそうだけど、登りの強化だけでなくマラソンの走力アップにも絶対効くだろ。
逆に、2019年出なかった5000mの記録会やハーフマラソンを入れて、マラソン以外の立ち位置も正確に把握したい。
あとは夏期の過ごし方。2019年は猛暑もあったけど、ONTAKEの疲れが抜けなかったのか9月後半まで距離を踏むのがほとんどできなかったから、ある程度練習を割り切ることで、全体の強度を落としすぎないように注意して、12月の福岡国際マラソンにつなげたい。
……いや、それ以前にそろそろ生活改善せな:y=-( ゚д゚)・∵;; ターン
朝練の時間を毎日1時間とれるようにしたりとか、仕事はなるべく定時に終わらせるとか、そういう基本的なところから改善していけば単純な走力はすぐに伸ばせそうなんだよなあ。
あと、ブログの更新はもう少し頻度増やします。
いや、書きたいことは山ほどあるんすよ。どこまで垂れ流せばいいのかわからんだけで。
まとめるのも大変なんで、隔週〜月1ぐらいで週報の合間に突っ込んでいく予定。

2020年の目標

5000m:15分切り
10000m:32分切り
20k:65分切り
ハーフマラソン:70分切り
フルマラソン:2時間20分切り
100k:7時間30分切り

あくまで目標な! ぶっちゃけ100k以外は達成すんの無理ゲーだわ!

それでは今年もよろしくお願いします。

2019年の振り返り:大晦日

さて、2019年もあとわずか。
今年は激動の年でしたが、いろんな人とお会いできて良かった( ˊ̱˂˃ˋ̱ )

今年の主な戦績

1月 第67回勝田全国マラソン:2時間32分57秒(20位)
2月 第53回青梅マラソン:1時間48分03秒
3月 特になし
4月 UTMF2019:二十曲峠エイド(A8)で中断。
5月 特になし
6月 特になし
7月 OSJ ONTAKE100 100mileの部:18時間03分41秒(2位) 富士登山競走 5号目打ち切り:1時間38分47秒
8月 特になし
9月 特になし
10 月 出版健保ロードレース:33分55秒(4連覇)
11月 第4回日光マウンテンランニング:4時間30分53秒
12月 第73回福岡国際マラソン:2時間28分46秒 房総鋸山トレイルラン:2時間19分1秒(5位)

2019年の振り返り

フルマラソンの記録が異様に伸びた。

今年は何はともあれこれ。インパクトが洒落にならないぐらいでかかった。
1月の勝田で初めて35分切りできてから、同じ年の福岡国際マラソンで一気に30分切りまで達成。
2018年3月の板橋で2時間35分14秒(?)で35分切り逃してから約1年半で6分30秒以上短縮した計算に。
まあ、福岡国際マラソンはヴェイパーフライの力かもしれませんが( ´_ゝ`)
でも、練習は全部HANZO Rやウエーブライダーだし、それでも3分50秒ぐらいならジョグ感覚で30km走れることがわかったので、ヴェイパーなくても35分はいつでも切れそう。
実は勝田前と比べ、福岡国際前は練習量も月間平均200km以上短かったし、風邪もひいてたんで、勝田前のとにかく距離を追う練習では必要な要素が足りなかった可能性をひしひしと感じている。
流しは頻繁に入れてやらないとダメかもね。
ただインターバルは精神的に辛いんであんましポンポン入れられません(やる気なくなるんで)。
ペース走? 何ソレ?

ONTAKE100mileで準優勝した

こちらもインパクト大。
2年前に完走したときは結構序盤から歩き始めてなんとか完走したんで、今回は前半抑えめでいいからなるべく行けるところまで走り通し20時間切ろう、ぐらいに考えていたら、全部走り通して2位になってたよ。60km地点で6位とか言われた時点で「ねえわ」と思ってたのに、そのあと20kmぐらいの間で3位に浮上したときは乾いた笑いしか出てきませんでした。
とはいえ、この前半抑えて、中盤以降(後半もありうる)上げていくレース展開ってのが、100マイルにしろマラソンにしろ通用しているイメージがあるんで、トラックでも通じるか試してみたいところ。

登りの強化の必要性

トレイル、ロード問わず登りに異様に弱い
ONTAKEや房総横断で走れてるのに何をおっしゃいますやら、と言われるのはわかっているんだけど、実はその点についても考えているところがあって、登りのスピードがない。
これについては2018年の富士山マラソンの西湖への坂(ハーフ過ぎにある1kmぐらいの坂。斜度がかなりえぐい)で周りにまったくついていけなかったときから感じていたことなんだけど、2019年でも福岡国際マラソンを除く(あれ坂ねえし)ほぼすべてのレースで感じた。
スタミナは知っての通りなんで、レースも中盤以降に差し掛かればめったなことでは抜かされないんだけど、まだ足がフレッシュだったりすると、ギアが違うんじゃねえかと思うぐらいあっさり離される。というか、皇居の竹橋の坂ですらスピード上げて走るのは苦手
ラソンでも登りがないなんてことはありえないので、なるべく改善したいところ。
一応改善策としては考えていて、1km以上ある坂をレペティション形式でヒルリピートすること。200m程度の坂ダッシュ自体は普段から組み込んでいるのだけど、長距離での坂を強くしたい場合、どう考えても200mでは短すぎる。また、だらだら登ること自体はできるので、閾値走と同じやり方で長く、速く走れる練習が足りていないんだと思う(平日はできないし)。

トレイルへの順応

もう毎年だよね、これ。
特に強く感じたのは日光マウンテンランニングと房総鋸山トレイルラン。UTMFも中断くらったけど、あれについてはトレイルへの順応というより、雨中の低気温域での12時間を超える長時間運動と絶望的に相性が悪かっただけだと思っている。2016年STYしかりね。
サーフェスがロード以外だと途端にペースが10〜20秒/km落ちたりもするところもあるんだけど、レースに根本的に対応できていないと思われる。特に鋸山は顕著で、2週目にシングルトラックで別カテゴリが渋滞起こしてて、それをどう抜かしていいかわからずに後ろについてしまった。
後で聞いたら先頭集団はかなり強引に行っていたらしいのだが、そこまでゴリゴリに押していくことが性格的にできないので、これからエンジンをかけるってところで渋滞が起こってしまうことがわかっているレースは避けるorファンランの方が無難なんだろうなあ(そんなレースほとんどないけど)。というか、先頭集団がそこで引っかかって、おれが後半の林道パートまでに差を詰めて、林道パートで一気に追いつくというつもりでいたんだよ。そっちで引っかかったのはオレだよ:y=-( ゚д゚)・∵;; ターン
日光は……滑りやすい木の根っこや岩場のほか、飛び降りが必要な箇所でどうしてもスピードダウンorストップしてしまう。ただ、これについては年々改善してきているので、希望が見えないわけではない。むしろ、もうそういうところはちゃんと走れないのわかりきってるんだから、普通にランシューで良くね?と思っている。
こんなこともあってか、アメリカンスタイルの走れるトレイルレース以外は基本入れないorファンランで割り切った方がいいと思っている。勝てないし

レースを入れすぎた

勝負レースと勝負レースの間はなるべく3ヶ月以上あけるようにはしていたんだけど、90分を超えるようなレースだとどうしても負荷が重くなってしまう。特に、書いてないけどUTMFと横浜駅伝の連戦(中1日、横浜駅伝は90分を超えてないけどそのまま限界を超えてしまった)ONTAKEと富士登山競走の連戦(中10日)はあまりにも間が短すぎて後の練習にも響いてしまった。
来年はもう少しレース計画を練って、きちんと練習を継続できるようにしたい。

生活スタイルが良くない

2018年は比較的何を考えなくても距離を稼げていたのだけど、UTMF前後から朝練の距離を稼げなくなってしまっていた。6月まではONTAKEもあり無理やり距離を稼いでいたので、2018年9月〜2019年6月までは月間700kmを軽く超えていたのだが、2019年7月〜12月は600kmを超えた月がなかった。距離信仰があるわけではないけど、練習にとれる時間はそれほど変わっているわけでもないのに月平均200km以上落ちているのは、練習時間を単純にとらなくなってきている部分があると思うので、少しずつ朝練の時間を戻していきたい。
仕事の効率も良いとは言えなかった。仕事柄定時で上がれるなんてことはほとんどないのだが、それがわかっているから気づいたらネットサーフィン(特にYahooのリアルタイムトレンド)で時間をつぶしてしまって帰りが遅くなるなんてことがあったので、そういうのをなくして練習の時間を増やしたい。

夏期の練習がまったくできなかった

こんなに暑くなるとは思ってなかった……というのは半分本音。でも、「だからしょうがないじゃん?」とは言えない。2018年も猛暑と言われている中で練習できていたので、夏期の練習ができなかったのは暑いだけが理由ではない。
まず、考えられるのは7月の連戦の疲労。ONTAKEの疲労富士登山競走では抜けていたと思っていたけど、実際はかなり残っていたと考えるのは不思議なことではない。というかその状態でダメ押ししたため、8月いっぱい疲労でろくに動けていなかったのだろう。
そして、練習メニューにこだわってしまったこと。これは直接的な理由ではないが、間接的な理由と言える。12月の福岡国際マラソンから逆算すると、8月は走り込みをしたかった。それに、暑いからインターバル走の強度も維持できないので、距離を踏んで9月以降のために土台をつくろうと思っていたわけである。
これが裏目ったんだよなあ:y=-( ゚д゚)・∵;; ターン
疲労と暑さでジョグでも常時強度が高い状態になってしまって、とてもじゃないけど距離なんて踏めない状態だった。逆にこれならスピードを養うためにショートインターバルやレペティション、もしくは筋トレでフォームや神経系のトレーニングに振っておいた方が後々のためになったと思う。
このへんは(気候や体調、仕事の調子など全部ひっくるめた)コンディションに応じてフレキシブルに練習メニューを組み立て直すことが必要だったと思う。
実際問題、冬期の練習メニューもこのままでいいかだいぶ迷ってる。
寒いと思ったよりもインターバルなどの強度高い練習がしにくいんだよね。もう少し様子見て、東京マラソンが厳しくなるけど距離にシフトした方がいいかもしれない。

2019年総括

勝田の2時間35分切り、ONTAKEの準優勝、福岡国際の2時間30分切りと自分でも信じられないぐらいの成果が出た!
35分切りを狙っていた1月の勝田からとんとん拍子に記録が伸びていって、同じ年の締めくくりには2時間30分切りまで行けてしまった。しかも7月には、苦手なトレイルで2年前は完走がやっとだったONTAKE100mileでまさかの準優勝。改めて恐ろしいわ、この状況。
正直言ってしまうと、2〜11月はうまく練習が積めていなかった感覚があったので、勝田以外の結果は予想できていなかった。ONTAKEも距離は踏んでいたけど、5月はUTMFの疲労でうまく走れなかったり、直前で風邪ひいたり、実家の長寿猫が死んだりと肉体的にも精神的にも落ち着かなかった。福岡国際マラソンに至ってはそもそも10月ぐらいからしかまともに走れていないのに、11月の日光で風邪ひいて、しかもレース3日前にぶり返していた(前日は寒気でDNSも覚悟してた)。
……いや、ほんとなんでこんな結果が出たんだ?

むしろUTMFと日光マウンテンランニング、房総鋸山はもっと上行けると思ってた。
特にUTMFは勝田が終わってからすぐにUTMF対策を始めていたので、まさか勝山の時点で動けなくなるとは想定していなかった。というか、完走はマスト、30時間以内、100位以内で入れればラッキーぐらいに考えていて、しかも走り始めは30時間普通に切れそうだったんで、二十曲峠のエイドで中断は終わって冷静になってみればなんとも言えない結果だった(スタッフに中断と言われた時は「助かった」と思ったけど)。
2020年はUTMFに落選したこともあり、苦手な山岳パートが多いトレイル(UTMBなども含め)にはだいぶ忌避感が出ている。
トレイル系は国内ではONTAKEや(オリジナルの)房総横断、国外ではWestern State Endurance runに代表されるアメリカ系の走れるトレイルに絞りたいという気持ちにはなっている。CCCはエントリーしてみるけど。たぶんUTMBにかかる時間(12時間以上)はおれの実力を出しきれる限界を超えている。

まあ、そんなこんなもあって、振り返ってみればトレイルの練習もだいぶしていたはずなのに、レベルを上げて物理で殴るばりに単純な走力でゴリッゴリに押し切る能力だけが際立って伸びた1年だった。